2015年01月11日 1:57 PM
大型門松のご予約は毎年11月末までで閉め切らせていただいています。おかげさまでたくさんお問い合わせをいただいていますが、弊社の配達範囲の都合でご成約できなかったケースが多々ございます。申し訳ございません。
今後は配達範囲を広げるべく努力をしてまいります。大型門松に関しては下記の要素などもあり現地での施行が基本ですので何卒ご容赦ください。
毎年たくさん反響をいただいている門松の並べ方のお話です。(門松の歴史や意味などは今回は割愛します)
お正月、皆さんも門松をいろいろなところで目にされると思いますが並べ方に2種類あるのをご存知ですか?写真のように二番目の長さの竹に対して一番高い竹が内側にきているか外側にきているか、で「内高」「外高」に区別できます。また地域によっては「内こぼれ(外高)」「外こぼれ(内高)」とも言うそうです。
二つの違いは写真のとおり、内高はハの字、外高は逆ハの字のアウトラインになっています。それにより受ける印象が変わってきます。
「内高・ハの字」は、内側から何かを外に出す、射出するような印象を受けます。また外側からは内側を守る、ガードするような印象を受けます。
「外高・逆ハの字」は逆に外から内に引き込む、受け皿のように受け取る印象を受け、外に開いた印象を受けます。
この違いから、「内高・ハの字」は災いを外に出す。災いが入ってくるのを防ぐ感じ。「外高・逆ハの字」はたくさん福を呼び込む、ウエルカムな感じ、という意味の違いが生まれたそうです。
普通の家庭や会社は「仕事に出かける(稼いでくる)」「悪いことから家を守る」ということから「内高・ハの字」の並べが一般的です。弊社もお客様から特にご指定がない場合はこちらの設置をお勧めしています。
対して「外高・逆ハの字」はデパートなど大きな商業施設でよく見かけます。お客様を福としてたくさん集まっていただきたい。という願いを込めているものと考えられます。
また「招き入れる」という意味からお嫁さんに来てもらいたいと願っている家庭もこの並べをする習慣が一部の地域であるそうです。
こうした意味から、どちらの並べでも間違いではなく、それぞれの思いがこもっているということです。
お正月は街中で、この門松の並びや種類を見学しながら散歩するのも面白いかもしれません。
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